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2023.5.14 「生かせ、生きよ、生きてよい:殺してはならない」(要約)  出エジプト記20:1-2、13

モーセの十戒の第六戒は語ります。「あなたは殺してはならない!」「一方的な恵みによって解放されたあなたは殺すはずがない。」この戒めはまさに現代社会に生きる私たちが聞かねばならない、いや、聞くことを許されている言葉です。

1.「あなた」とはどなたか?!

 この「あなたは」とはどのような「あなた」「わたし」なのでしょうか?神からこよなく愛されている「あなた」「わたし」なのです。十戒をその前文「わたしはあなたの神、主であって、あなたをエジプトの地、奴隷の家から導き出した者である」という主なる神による奴隷解放宣言から聴くべきであることを繰り返し学んできました。

2.「生かせ、生きよ、生きてよい」

そうであれば、「あなたは殺してはならない」という戒めは、もっと積極的に「あなたは人を生かせ、あなたは勇気を持って生きよ、生きてよい」という戒めなのではないでしょうか!今日の礼拝はアモス書5:4「まことに、主はイスラエルの家にこう言われる。わたしを求めよ、そして生きよ。」で始めました。この戒めを心に留めて話をもう少し進めてみましょう。

3.神の主権侵害としての殺人行為

第一のことは、殺人は神の主権の侵害であるということです。ショーペンハウエルの『自殺について』について。自由とは勝手気まま、何でもできるということではなく、神のみ心に従う時にのみわたしたちは自由なのです。

 4.主なる神は解放者であり、救い主である

 第二のことは、神は解放者であり、救い主であるということです。再び自死の問題を考えれば、先行きの経済的不安で絶望して自死したり、仕事に成功しなかった、あるいは正しく人に評価されなかったと悲観して自死したり、いじめ、ハラスメントで傷つき絶望することもあるでしょう。しかし、あなたは生きて良いのです。

 5.赦される余地がある

 第三のことは、もし神が救い主であれば、過ちを犯してしまった、いかなる殺人者にも、赦され、生かされる余地が残されているということです。「死刑制度」の問題点に触れ、冤罪の死刑囚袴田巌さんの死刑執行停止・釈放に触れます。

6.戦争:武力の威嚇の幻想

 更に殺人行為を正当化し、奨励さえする戦争の愚かさについて「剣をさやに納めなさい。剣を採る者は皆、剣で滅びる」(マタイ26:52-53)と言う主イエスの言葉に耳を傾け、イタリア、アシッジのフランチェスコの生き方に学びます。

7.和解への道

 

 マタイ5:2124のイエス様の教えは力の行使ではなく、和解への道を勧めています。戦争や力による戦いではなく、和解と平和の使者として生きましょう。(松見俊)