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2020.12.13 「望みの神と心一つに」(要約) ローマの信徒への手紙15:4-13

1.「キリストのように受け入れ合う」って?

今日の聖書の箇所では、パウロが具体的な勧めとして、「互いに相手を受け入れなさい」(7)と書いています。それも「キリストがあなたがたを受け入れてくださったように」というのです。

この言葉の背景には、ユダヤ人と異邦人などの立場の違いから、一つになることの難しいローマ教会の状況がありました。立場の違いはときに人の考えを左右し、心のすれ違いを生むことすらあります。コロナ禍において、大小さまざまな立場の違いが生まれてきました。今日「キリストのように受け入れ合う」とは、どのように生きることなのでしょう。

 

2.受け入れ合えない人間に語りかける神

本日の教会学校における聖書のクリスマス物語(マタイによる福音書11825節)では、マリアの身に起こったことにより、婚約状態にある新郎ヨセフと新婦マリアは、互いに相手を受け入れることが難しくなりました。そこでヨセフはマリアと縁を切ろうとしたのです。突如降って沸いた災難にどうしようもなく戸惑うさなか、主はヨセフの名前を呼びました。ヨセフはその声を聞いてマリアを受け入れたのでした。それはヨセフその人だけでは到底できなかった決断です。

 

3.神様は受け入れてくださっている。わたしたちは?

突如として私たちの日常の中に飛び込んできたコロナウイルスという試練に対して、何をしていくことが正解なのか、教会にも世の中にもまだ十分な答えがありません。しかし確かなことは、コロナ禍において、今私たちの生き方が問われています。教会も何を大切にするのか問われています。

イエス・キリストは、私たちが「どうしたらいいのですか」と祈るほかない現実のただなかに「神と人」というこれ以上ない決定的な立場の違いを超えてお生まれになりました。それがクリスマスの出来事です。

 

イエス様の誕生によって、神と人、人と人との間には新しい関係が生まれました。私たちはそれを受け入れて(=信じて)、その関係性に生きることへと招かれています。どんな時にも私たちと共にいてくださることを望み、私たちを受け入れてくださる神様と望みを一つに、私たちも互いの名を呼び合いつつ進んでいきたいのです。(高橋周也)