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2020.11.15 「キリストにある豊かな命を育む」(要約) ヨハネによる福音書10:7-11

 今日は年に一度の子ども祝福式を迎えました。神によって与えられた小さな命の尊さを覚え、子どもを見守り、その命に神の祝福があるようにと祈り、礼拝を捧げています。ここにいる皆さんは、子どもを見て命の不思議さを感じたことがあるでしょうか。一体「命」はそこから来て、どのように発達していくのかということを説明することは難しいことでもあります。子どもには成人するまでは、四つの発達段階があると言われていますが、このような過程を経て、子どもは大人となり、人間として、また社会の一員として成長していきます。しかし、なぜ人間の命は尊いのでしょうか。命の尊さの証拠はどこにあるのでしょうか。

 

 聖書には、「神様が土で人を形つくり、その鼻に命の息を吹き込まれた」とあります。命の誕生について、その仕組みについて最もよく知っているのは、その命の作り主である神様なのです。だから、子どもの命、その命の所有者は、その子どものお母さんでもお父さんでもなく、神様なのです。子どもは、神様からの授かり物なで、子どもの親をはじめ、社会全体、周りの人たちには、子どもの命を尊び、守り、育む義務と責任が与えられています。

 

 しかし今、私たちが生活している社会を見渡すと、親が子どもを遺棄し、虐待するなど、様々な痛ましい事件が起きています。このようなニュースを目にするたび、心が痛み、大人としての責任を厳しく問われているように感じます。そして、本当の家族とは何かということを考えずにはいられません。最近、「特別養子縁組」の制度が話題となっています。虐待など、何らかの事情で実の親と一緒に暮らせない子どもとの間で養子縁組することで、子どもの安全を守り育てるための制度です。血縁だけに頼らなくても、信頼に満ちた家族が築けるのだと発信されています。

 

 

 イエス様は、譬えを用いて語られます。人間が羊であり、ご自分は「門」、「羊飼い」と譬えます。羊、すなわち人間が命を受けるため、しかも豊かに受けるために、ご自分の命を捨ててもいいとおっしゃいました。良い羊飼いであるイエス様に養われ、導かれている私たちも、全ての子ども、全ての命に神様の恵みと祝福があるようにと祈り、働いていきましょう。(劉雯竹)