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2020.9.23 「励ましと慰め」 使徒言行録20:1-12

1. 言葉を尽くした励ましの言葉(1-6

 パウロは、弟子たち、マケドニアの地方の人々を言葉を尽くして励ましたのです。「言葉を尽くして」(2)。

第3回の伝道旅行に出ていたパウロですが、エフェソではユダヤ人祈祷師、銀細工師のデメトリオによって大きな騒動が起こっていました。またこの使徒言行録が執筆された時代は、キリスト者に対するローマによる大きな迫害が起こっていた時代でもあります。弟子たち、教会の人々は大きな不安の中にいました。そのような中でパウロはできる限りの言葉をもって人々を励ましたのです。ただパウロがいつも一方的に励ましていたのではありません。パウロは多くの兄弟姉妹に囲まれ、共に祈り、励まされたのです。

 

2. 礼拝と主の晩餐式(7

【週の初めの日、わたしたちがパンを裂くために集まってい】(7)たとあります。これは週の初めの日、つまり日曜日に礼拝をしていたということの、新約聖書での最古の明確な言及の箇所とされています。人々は日曜日にパンを裂くため、つまりイエス・キリストの十字架と復活を覚えて礼拝をしていたのです。これはユダヤ教から明確に分離していることを表します。

 キリスト者は「パンを裂くために」集まっていたのです。これはキリストの十字架と復活を思い起こす、主の晩餐を意味します。

 現代において最も必要とされていることは「交わり」だと言われています。私たちは日曜日に集まり礼拝をします。それは、キリストの十字架と復活を思い起こし、共に励まし合い生きるためです。

  

3. 死から命へ 慰め (7-12

 エウティコという青年が突然の事故によって死に、その青年をパウロが生き返らせるのです。

 12節の【人々は生き返った青年を連れて帰り、大いに慰められた。】(12)という言葉から「慰め」を学びたいと思います。

 パウロが福音を熱く語り、みんなが励まされる中、エウティコという青年が死にました。人々は突然の「死」に、悲しみと嘆きに飲み込まれそうになったのです。その時、パウロが彼を生き返らせたのです。

 

イエス・キリストの福音は死に飲み込まれることなく、復活という新しい命をもって、死を打ちくだくのです。キリストの福音は悲しみや嘆き、「死」を超えて、私たちに生きる力、「慰め」をくださるのです。(笠井元)