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2020.3.11 「パウロとバルナバの伝道旅行」 使徒言行録14:1-28

1.イコニオンでの伝道 福音による分裂

 パウロとバルナバの伝道旅行は異邦人に向けられた伝道とされますが、2人はまずユダヤ人の会堂に入って話をしました。パウロ、バルナバはユダヤ人の回心を願いできる限りのことをしたのでした。

 イコニオンにおける福音伝道は一方では喜び受け入れられ、もう一方では拒否され迫害へと繋がったのです。イエス様が12弟子を派遣したときにも、このような分裂が起こることを語られました。(マタイ10:34-39)

 福音は、神様の恵みであり、私たちの生き方に問題提起をするものともなります。私たち人間のほとんどは、自分のために生きています。福音は、神様のために生きることを教えます。

 

2:  リストラでの伝道 神の御業としての癒し

 リストラではまず一人の足の不自由な者を癒しました。【生まれつき足が悪く、まだ一度も歩いたことがなかった。】(8)という言葉は、病気の症状の重さを表しています。パウロは大声で「自分の足でまっすぐに立ちなさい」と言いました。「大声」というのは、聖霊による言葉であることを意味します。この地域には、ゼウスとヘルメスが人間の姿をして老夫婦のところに来て、老夫婦がその二人をもてなすことで、報いを受けるという神話があったようです。そのため、人々は、その神話のように、神が人間の姿をしてきたと勘違いをしたのでした。

 2人は群衆に対して15節から、自分たちは天地を造られた神様による福音を伝えて、その神様による癒しの業であることを語るのです。ここではイエス・キリストによる十字架、復活についてではなく、むしろ、異邦人でもわかる、自然の恵みから見ることができる、天地創造の神による御業によるいやしだと語るのです。私たちは、すべてが神様からの物であり、神様の栄光を表すための物であることを確認しましょう。

 

3:  石打の迫害

 19節から、またユダヤ人たちによる迫害が記されています。パウロは石打の刑によって殺されかけました。石打の刑によってステファノは死にました。この時パウロが生きていたことは、奇跡です。これもパウロが素晴らしい信仰を持っていたからとかではなく、神様の福音の力は、迫害、苦難、死をも打ち破る御業であることを教えているのです。

 

4:  アンティオキアへ

 2人はリストラ、イコニオン、アンティオキアへと引き返していきます。リストラ、イコニオン、アンティオキアに教会ができていました。2人は、教会の兄弟姉妹に、信仰をもって生きる時、多くの苦しみを受けること、それでも信仰に踏みとどまるようにと励まし、教会の組織を形成し、長老を任命したのです。パウロはローマ書で【苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生む】(ローマ5:3-5)と語ります。

 私たちもまた、苦しみや痛みを受けます。その中でも信仰に踏みとどまる者、教会として共に励ましあっていきたいと思います。パウロは最後に【彼らをその信ずる主に任せた。】(23)のです。最後は主なる神様を信じて委ねていきたいと思います。