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2019.8.28 「教会内部のトラブルと任命された7人」 使徒言行録6:1-7

1:  一つとされてきたこれまで

 これまでイエス様の弟子たちは心を一つにしていました。新たな12使徒のひとりマティアを選ぶ時も、ペンテコステの時も一同は一つになっていました。そのあとペトロの説教の後3000人が仲間に加わったのですが、3000人、5000人と加わった後も使徒たちを中心に一つとされていきました。財産を分け合い、共に心を一つにし、共にパンを裂き、一緒に食事をし、賛美する者とされていったのです。

 

2:  教会内部におけるトラブル 

 これまで一つとされてきた教会ですが、人数が増える中でトラブルが生じたのです。その苦情は、「ギリシア語を話すユダヤ人が、日々の分配のことで、仲間のやもめたちが軽んじられていた」ということでした。

 「ギリシア語を話すユダヤ人」というのは、離散地、パレスチナ地方以外で生まれ、育った人たち「ヘレニスト」のことです。代表者としては「ステファノ」「パウロ」です。ヘブライ語を話すユダヤ人とは「ヘブライスト」と呼ばれ、パレスチナ地方で生まれ、育った人たちで、イエス様も含め、12弟子などです

 

3:  仕事を分担すること 

 ここでは仕事を分担することの大切さを教えています。これまですべてが使徒たちを中心に行われていました。ここでは使徒たちが、自分たちの仕事の多さ、限界を感じて、新しく7人の者を選びだし、仕事を任せるのです。7人は「“霊”と知恵に満ちた者で、評判の良い人」で、自分たちが信頼して任せることができる人たちでした。使徒たちは、「食事の世話をすること」をとても大切な仕事の一つとして、信頼できる信仰の兄弟を選び出し、任せていくのです。

 

4:  指導者が選び出される

 ここで教会の新しい指導者が選び出されていきます。しかも、その理由は「やもめが軽んじられている」という小さく貧しい者に対して、正しく対応するためです。「軽んじられていたやもめ」に大切に対応するための出来事でした。そのような意味から、仕事を分担することの大切さを教えられます。ここでは小さな者が軽んじられないための、新しい指導者の選出がなされ、神の言葉はますます広まったのでした。(笠井元)