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2019.5.8 「一つにされていく」 使徒言行録2:42-47

1: 信仰の始まり

 ペトロは「悔い改めなさい」と語りました。その説教を受けて3000人の人がバプテスマを受けました。悔い改めた者は、「使徒の教え、相互の交わり、パンを裂くこと、祈ることに熱心であった。」(42)のでした。人々はバプテスマを受けて信仰の道を歩き始めたのでした。

 バプテストでは幼児洗礼を否定し、自覚的な信仰告白によるバプテスマを大切にしています。その一つには自覚的な信仰告白と共に、自覚的な信仰生活に生きる決心を大切にしていると言うこともできるでしょう。悔い改めること、バプテスマを受けることは、信仰の始まりです。

 

2: 使徒の教え

 ルカの教会では教会内に語る信仰生活についての言葉と、教会外部に語る伝道の言葉とを区別していたようです。「使徒の教え」とは教会内部に向けた言葉です。実際に、1世紀末から2世紀くらいに成立したとされる「ディダケー」、「12使徒の教訓」という書物があり、そこでは教会生活について教えています。

 

3: 相互の交わり

 人々は聖霊を受けたのです。聖霊の一つの働きとして、神様と人間の交わり、人間と人間の交わりを導くという働きがあります。教会はお互いのために祈り合う信仰共同体です。人々は「相互の交わり」に熱心でした。人々は、惜しむことなく、お互いに祈り合うこと、助け合うことを行ったのです。

 

4: パンを裂くこと

 パンを裂くことは今の「主の晩餐式」を表しているとも、「食事全体」を表しているのだとも言われています。イエス様は罪人とされる人々と食事をすることによって、ファリサイ派の人々、律法学者から強く非難されたのでした。初代教会においても少なからずの生活基準の違いがあったと思います。その違いという一つの壁を打ち砕き、イエス・キリストを中心としてお互いを受け入れたことを表す姿が「共に食事をする」ということだったのです。

 

5: 祈ること

 祈りは、神様との会話です。見えない神様とお話をする、つながりの一つの行為が「祈り」です。お祈りの関係の考え方として、良く間違えてしまうのは、人間がいて、そのお願いを聞く神様がいるという関係に考えてしまうことがあります。あくまでも神様がおられ、人間がいるという関係性を覚えておきましょう。神様の御心に委ねて祈りましょう。

 

6: 心を一つにする

 初代教会の人々は聖霊を受けて、そして「使徒の教え」「相互の交わり」「パンを裂くこと」「祈ること」、この4つの行為を通して心を一つにしました。共に生きること、心を一つにすることは、自分が満足できる関係だけを求めるのではなく、他者の思いを大切にすることから始まるのです。心を一つにするために自分自身が、少なからず痛みをもつことを必要とするのです。そのうえで私たちは、心を一つにする、共に生きる道を選びとっていきたいと思うのです。(笠井元)