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2017.11.19 「大魚の腹の底から主に叫ぶ」 (要約) ヨナ書2:1~11

1.逃亡者ヨナとヨナの使命

 ヨナは、主の前から逃げ出します。ヨナの使命は敵国の首都ニネベに行って、悔い改めを説教することです。もし、テロと暴力と不正に満ちたニネベの町が預言者の言葉に耳を傾けないなら、無視された預言者はあざ笑いの種です。しかし、もし、ニネベがヨナの言葉に耳を傾け、悔い改めるなら、神はニネベを滅ぼすことをせず、敵国の首都ニネベは生き残ることになるのです。そして、ヨナには、どうもそのようになる予感がしたのです。

 

2.丁度首尾よく?

 そこで、ヨナは主から逃れます。北のニネベの逆方向ヤッファに向かうと、「折よく(スペイン方面)タルシシュ行の船が見つかった」。これこそ神の助けとばかり飛び乗りました

 

3、大嵐、船員たちの対応、そして、ヨナ

 大金をつぎ込み、ドラが鳴って出航。しかし、大嵐です。異邦人である船員たちは、「それぞれ自分の神に助けを求めて叫びをあげ」、現実に対処して最善の働きをします。キリスト者ではない、この世の人の方がはるかに敬虔であること、彼等の方が、現実に適切に向かい合い、事柄に対処する道を努力することもあるのです。他方、真の神を信じるヨナは船底で不貞腐れて寝転がっていたのです。結局、この大嵐を引き寄せたのは、だれのせいかということになり、籤を引くと見事ヨナに当たります。ヨナは縛られ、海に投げ込まれます。

 

4.ヨナの苦悩と祈り、そして、救い

 すると、不思議なことに、「主は巨大な魚に命じて、ヨナを呑み込ませられた」のです。嵐の中で溺れずに済みましたが、大きな魚の腹とはまさにどん底のどん底です。しかし、そのような時こそ、祈る者とされ、主なる神が傍らにいることを知るのです。聖書は、「救いは、主にこそある」と語ります。主が命じられると、何とその魚はヨナを陸地に吐き出したのです。暗闇から、明るい太陽の下に。

 

5.ヨナの宣教とニネベの悔い改め

 いわば、イエス・キリストの十字架と復活のように、陰府の底から生き返ったようなヨナの宣教にニネベの王も民も驚き、悔い改めたのです。しかし、ヨナはこれを喜べずに、大いに不満です。

 

6.神の語り掛け

 ヨナは頭にきて、ニネベの町を見渡す岡の上で成り行き見物。灼熱の太陽の下、「とうごま」の木が生え、ヨナをその葉の陰に隠してくれたので、大喜び。ところが、虫が食って、木は枯れてしまいます。そこで、ヨナはまた喚き散らします。私たちの姿そのものです。主は言います。「お前は、自分で労することも育てることもなく、一夜にして生じ、一夜にして滅びたこのとうごまさえ惜しんでいる。それならが、どうしてわたしが、この大いなる都ニネベを惜しまずにいられるだろう。(特に、そこには抑圧的権力の下で、12万以上の喘ぎ、苦しむ人々、)無数の家畜がいるのだから」。福音の分かち合いを目指す世界祈祷週間が近づいてきます。(松見 俊)