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2017.2.12 「柔軟性を持つ神様の計画」  出エジプト記4:1-17

1: 神様の計画の柔軟性

 モーセは神様に逆らいました。モーセの心のかたくなさは、モーセのこれまでの人生における、困難や苦しみの重さを読み取ることができます。モーセは「自分にはできない」と思っていた。それはモーセの心に大きな傷があったのでしょう。

 奇跡の一つに、人間のかたくなな心が打ち砕かれることがあると思います。絶対神様を信じないだろうと思っていた人が、突然のように神様を信じることもあるのです。それは神様の御業としか言えないのです。それは私たちの思いを超えた希望です。ただ神様は独裁者ではないのです。ただ上にある者が下にある者を奴隷のように扱うのではないのです。神様は人間が逆らうこと論を受け入れられるのです。神様は人間の意志、小さき者の思いをくみ取り、それによって計画を変化させる柔軟性をもつのです。

 

2: しるし

 今日の箇所で示されたしるしは、杖が蛇になることと、モーセの手が皮膚病となるというものです。このしるしはイスラエルの民にためであり、また頑なな心をもつモーセに対するしるしでもあります。しかしまた、しるしはその人を驚かせ、心を揺るがすかもしれませんが、それが直接信仰へとつながるかといえば、そうとも言えないのです。これから起こされるいくつものしるしによってもファラオの心は頑なだったのです。しるしは、人を信じる者へと導くこともあれば、むしろ人をより一層頑なにもするものとなる時があるのです。

 

3: 神様からの賜物

 モーセは「全くわたしは口が重く、舌の重い者なのです。」(10)と神様の召しを断ろうとします。神様はモーセの不完全さを取り除いて指導者としたのではありません。神様が人間を造り、人間に口を与え、耳を与え、目を与えたのです。その中にあって、モーセが上手に話すことができないことも、神様の創造の一つの御業なのです。神様はそれぞれに違いをもつ人間と向き合うのです。モーセは話すことは上手ではなかった。そのモーセを神様はイスラエルの指導者として選ばれたのです。

 

4: 神の怒り

 モーセは、神様の召しを断り続けたのです。神様は怒られたのです。わたしたちは怒ることをあまり良い思いとは思いません。ただ神様もまた「怒り」という感情を持たれたのです。

 しかし、「怒り」のうちに神様は、モーセを切り捨てはしなかったのです。神様は「怒り」の中で違う道を考え出されたのです。モーセは神様の意志によって、自らの道を変えることはありませんでした。神様は「怒り」のうちに新しい道を考えられたのです。怒りという感情はだれもが持つ感情でしょう。そのような時にどのように進むかを考えさせられます。神様は怒りのうちに自らの計画に変化をつけて道を開いていくのです。(笠井元)