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2015.4.26 「愛の実を結ぶ教会」 マルコによる福音書11:12-26

1:  不信仰へのイエス様の批判

 実のならないいちじくは、当時の腐敗したイスラエルを象徴します。葉を茂らせてはいるが、実はなっていない。神殿はあるが、礼拝をする信仰は失われたイスラエルの不信仰を表しているのです。

 エルサレムの神殿はユダヤの民にとって、まさに信仰の中心でありました。巡礼者はこのエルサレムの神殿に訪れては礼拝をしたのです。しかし、そこにはまさに強盗のような存在として、両替人、鳩を売る者がいたのです。イエス様は、この様子を見て神殿が「強盗の巣」となっていると怒り、批判したのです。

 今日の箇所は読み方、考え方によっては、イエス様がユダヤの民を呪われた。呪われた民族ユダヤ人。ユダヤ人の信仰は枯れていると、そのように考えるための絶好の資料ともなった箇所の一つでもあります。そのような考えは、一方的にユダヤの民を攻撃する言葉ともなるでしょう

2:  実のならないいちじくはどこにある

 わたしたちは今、この箇所をどのように読み取ることができるでしょうか。今日は、この礼拝の後に私たちは教会の定期総会を持ちます。1年で1回の定期総会です。神様の御言葉は、まず神様が私たちの信仰を問われている。そのような御言葉として受け取りたいと思うのです。私たちの教会は、どのような教会であるか。教会を強盗の巣としていないか。そして信仰は実をつけないいちじくとなっていないか。私たち一人一人の信仰が、そして信仰共同体である教会としてわたしたち東福岡教会が、まず問われているのです。

3:  信じること・祈ること

 今日の箇所はいちじくの木の呪い、枯れたいちじくの話で終わってはいません。イエス様は実を結ぶための御言葉を語られたのです。「神を信じなさい」、「祈り求めなさい」そして「赦しなさい」と教えられます。

 神様は自らを投げ出してまで、わたしたちを愛してくださっているのです。この神様の愛は、山を海に飛び込ませることよりも、もっともっと偉大なものなでしょう。それは枯れた木に命を与える力であり、たとえ根元から枯れていても、新しく生きる命を与えるものなのです。わたしたちが信じるのは、この神様の愛です。わたしたちは神様の愛を信じるのです。それが信仰です。私たちが祈り求めるのは、この神様の愛を受け続けることができるため、祈り求めるのです。

4:  赦し

 神様はわたしたちが神様の愛を受けて実を結ぶことを期待しています。そのために神様の愛を信じること、そして祈り求めることを望まれているのです。ここに神様の実がなるための準備は整いました。そして神様は、その愛の実を結ぶためにもう一歩すすむことを望まれているのです。人間がお互いを赦し合い、ともに生きる道を選ぶこと。ともに生きるという喜びを受け取り生きることです。

 教会は「愛」という実を結ぶために生きる信仰者の集まりです。私たちは神様の愛を受けたものとして生きていきましょう。