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2014.12.7 「神様の前に歩み出る」 ルカによる福音書1:46-55

1:  アドベント

 わたしたちは先週からアドベントの時を迎えています。アドベントというのは、日本語では「待降節」と言うように、イエス様のお生まれを待ち望む期間のことを、アドベントと言います。アドベントは、この世を照らす光の方、イエス様がお生まれになったこと待ち望みます。わたしたちは、このアドベントの時にイエス様の誕生の意味と、その喜びを、もう一度しっかりと受け取りましょう。


2:  マリアの賛美

 マリアは天使ガブリエルによって、主イエスが与えられるという喜びをいただきました。しかし実際のマリアの心の中はどのようにあったでしょうか。マリアにとって、救い主の母親になることは、恵みとしてあっただけではなく、大きな不安、大きな悩みとしてあったでしょう。聖書に現れるマリアはただの一人の女性、一人の人間です。わたしたちと同じ、心の悩みや不安を持つ人だったのです。

 「マリアの賛歌」と呼ばれる、この賛美は、多くの面で、旧約聖書のサムエル記に登場する女性「ハンナ」の賛美と似ていると言われています。マリアは、自分の言葉だけではなく、これまで教えられてきた聖書の言葉を受け取っていったのでしょう。マリアは戸惑いの中で、聖書の御言葉を受け取ったのです。

 神様に思いをぶつけること、苦しみを訴えることは、私たちにとって賛美をすることにつながるのではないかと思います。神様の前に歩み出る者とされるのです。讃美歌は簡単な言葉で本当に大切なこと、神様の愛の大きさを何度も教えてくれます。


3:  主をあがめる

 マリアは、この神様を賛美する中で「主をあがめる」という姿勢、神様の前に歩み出る者として、神様を中心とする姿勢に導かれていきました。マリアはこのように賛美します。「主はその腕で力を振るい、思い上がる者を打ち散らし、権力ある者をその座から引き降ろし、低い者を高く上げ、飢えた人を良い物で満たし、富める者を空腹のまま追い返されます。」(51-53)

 これが神様が教える福音です。マリアが賛美と御言葉から受け取った福音であり、マリアの生きる決心の言葉、信仰告白の言葉です。

 イエス・キリストがこの世に来られたこと、そして十字架の上で、私たちのかわりに、苦しみ、痛みを受けて死んでくださったということ。それは、まさに神である主が、人間となられ、低い者となられたということです。神様はその独り子をこの世に送って下さいました。そして私たちと共に生きる方となられたのです。


4:  主の晩餐式 

 今日はアドベントの時であります。そしてまた月の第1週ということで、主の晩餐式の日でもあります。主の晩餐式はまさに主なるイエス・キリストが私たちのために十字架の上に死んでくださったことを覚える時です。主イエス・キリストは、人間として生きてくださいました。そして人間の痛みも苦しみも受け取る、最大の出来事として十字架の上で死なれたのです。主の晩餐によるパンは、この十字架によって死なれた、キリストの体を表します。そしてそのぶどうの汁は、十字架で流されたキリストの血を表すのです。

 主イエス・キリストは私たちのために死んでくださいました。そして主イエス・キリストはその3日後によみがえられたのです。ここに命と希望が表されたのです。私たちはこの主イエス・キリストの希望に生きるのです。わたしたちは、今日、この主の晩餐の時に、もう一度このキリストの信仰と希望と愛を受け取りましょう。