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2014.6.15 「求めなさい」 マタイによる福音書7:7- 12

1:   何を求める

 神様は語ります。「求めなさい」、「探しなさい」そして「門をたたきなさい」と。神様は私たちに何を「求めなさい」と言っているのでしょうか。キリスト教の神様は、私たちの召しつかいでも、アラジンの魔法のランプでもありません。私たちの願いで神様が動かせるものではないでしょう。神様に一生懸命求めても、お祈りによって宝くじがあたるということはないでしょう。神様が与えようとしてくださっているもの、その本質的恵みを見失っては、何もいただくことはできないのです。私たちが神様を動かすのではなく、神様が、私たちを動かす方なのです。これが神様と、私たちの本当の関係です。

2:   聖書では

 聖書では、イエス様が病人を癒されたという箇所がいくつもあります。しかし、同様に、多くの人物が苦しむときに、神様が癒されなかった場面もあります。そして、人間の苦しみが訴えられた中で、神様の御心が、人間の願いを取り下げ御心を表された、その一番大きな場面。その場面がイエス様の十字架の場面です。イエス様は、「自らの杯、十字架の死という杯を過ぎ去らせてください」と願いました。そしてまた、そこには、「御心のままに」という願いがありました。そして神様は、「自らの御心として、御子であるキリストの十字架の死」を選ばれたのです。

 ここに神様と人間との関係性が表されているのです。私たちの祈りが、神様を操り、操作をするために、「願い、求める」ものではないという関係性です。神様は私たちの上に立ち、そして心の中にいて、神様が御心を私たちに教えてくださるのです。

3:   愛を求めなさい

 今日の箇所で「求めなさい」といいます。それは何を求めなさいと私たちに訴えるのでしょうか。私は、神様に「求めなさい」と言われて、いろいろと「求めて」「探して」生きてきました。いろいろな願いをもって、神様に求めてきたのです。そして何よりも自分ひとりの力では、手に入れることが難しかったものを発見しました。

 それは、「互いに愛し合うこと」、特に、一番身近な「家族と喜んで暮らすこと」でした。これほどあたりまえに普通にあってほしいことで、なかなか難しいこと、一緒にいることをいつも喜ぶことができることのむずかしさを教えられたのです。皆さんは今、家族みんなで喜んで暮らしているでしょうか。

 今日は家族礼拝です。家族を喜んで、家族との生活が楽しく生きることができることの素晴らしさ、その神様からの恵みを、私たちはもう一度、覚えていきたいと思います。

4:   愛されて、愛する者へ

 私たちは、神様の愛を求めます。それは「自分を愛する愛」ではとどまりません。神様の愛を求めます。そのときに与えられるもの、それは「隣の人を愛する愛」です。家族からはじまる、隣人と共に、愛し合い、喜んで生きる道が、神様の愛によって与えられるのです。私たちは、神様から溢れるほどの愛をいただいています。その愛を受け取って、喜んで、お互いに愛し合っていきましょう。