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2013.10.13 「今日、必要不可欠の糧を!」 マタイ6:5-11

 「主の祈り」について既に3回にわたって学びました。「主の祈り」を祈れる喜びが皆様の中で少しは大きくなっているでしょうか。神に向かって「父よ」と呼びかけることができることそれ自身が恵みであることを知りました。まず神のみ名が崇められ、神のみ心が行われますようにと祈ることによって、ともすれば自分のことにかまけ、自分の願いが最優先してしまいがちな私たちが、日常の思い煩いからふと解放されて、神の大きな恵みの中で正されることについて学びました。

 「主の祈り」は後半部分に入り、まず、私たちのパンのために祈るべきこと、祈ってよいことを教えています。「わたしたちの日ごとの食物を、きょうもお与え下さい」。スーパーマーケットに行けば、ものが溢れている豊かな国日本、飽食の国日本にあってこの祈りほど、どこか現実味のない、白々しい祈りはないのではないでしょうか?しかし、食物は人間にとって必要不可欠ですから、「われらの日用の糧を今日も与えたまえ」という祈りを真剣に祈ることが必要なのです。祈りのないところに感謝はありません。ここにパンがあり、ここに一杯のご飯がある、という事実は決して当たり前のことではないのです。

 「日ごとの」と翻訳された言葉には二つの意味があります。第一は「生存のため、生きるために不可欠なもの」という意味です。パンは人間に不可欠であるからこそ、それが脅かされてはならないのです。だから、「わたしたちの日ごとの食物を、きょうもお与え下さい」と祈るのです。しかし、私たちは不可欠以上のものを求めていないでしょうか?シンプルな単純な生活を生きているでしょうか。

 第二は、「その日のための」という意味です。私したちは明日の分まで食べることはできないし、明日の命はパンではなく、神が与えてくれるのです。だから、「わたし」のパンではなく、「私たち」のパンのために祈れと言われています。誰とパンを分かち合うかが問われているのです。(松見俊)