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2013年6月26日(水) 「命の祝福」 創世記1:14-23

1.      目的ある創造 

神様によって「天と地」が、そして「二つの光るもの」そして「星」が創造されました。「天地の創造」、そして「太陽と月」、そして「星」の創造がなされたのです。

神様の創造は、何も目的のない出来事、ただの偶然ではありませんでした。世界の創造は神様の意志のもと、神様の御言葉によって造られた出来事です。そして今日の箇所において、神様は目的をもって、「昼」を造り、「夜」を造りました。そこには「季節」があり、「暖かい時」「寒い時」を造られたのです。

神様がご自身の意志をもって、世界を、この時を、そしてすべての被造物を、目的をもって造られたのです。

 

神様の創造。この創世記が記されたとき、捕囚の民とされていたとされるイスラエルの民です。イスラエルの民にとって、それは時でいえば「夜」であり、季節でいえば、「寒い時」であったのかもしれません。この時も季節も、神様が造られたと信じるのです。神様が意志と目的をもって、世界の時を造られた。そして今も、その主権をもって導かれていると信じるのです。

自分たちが、苦しみと痛みの真っ只中におかれている中にあって、創造主なる神様が、主権のうちに意志と目的をもって導かれていると信じるのです。そして、だからこそ、いつかまた「暖かい時」、そして「昼」が必ずくると信じるのです。

私たちは、信じて受け入れられるでしょうか。自分では理解できない困難。突然の病気や死。そのような苦しみや悲しみの中にあって、神様の意志と目的ある導きがあるということを信じることができるでしょうか。

神様は、創造の御業の時に、「昼」と「夜」を分けられました。神様は意志と目的をもって、「夜」に「光の時」を造られるのです。それが、私たちの人生の中にも与えられる光であります。神様は、私たちに必ず昼を与え、光の時を与えるのです。

私たちは、その希望をもって歩みたいと思います。

 

2.      命の祝福 ( 創世記1:20-23 )

神様は、20節で「生き物が水の中に群がれ。鳥は地の上、天の大空の面を飛べ。」と、ここにおいて生物の創造をされます。そして、ここで創造された命を神様は「産めよ、増えよ、海の水に満ちよ。鳥は地の上に増えよ。」(22)と祝福されるのです。

ここに命あるものは神様の祝福のうちに生かされていることが記されています。神様はいつも、私たちに祝福の言葉をかけてくださっています。私たち一人ひとりを祝福のうちにいれて、命を与え、生かしてくださっているのです。

神様はいつも私たちを祝福し、共にいてくださるのです。それは苦しみの時も、痛みの時も、喜びの時も、恵みの時も、神様は、共にいて祝福していてくださるのです。

 

3.      祝福の御言葉

神様は、創造された世界を、その命を祝福されたのです。そして、それは御子イエス・キリストを通して、祝福に導かれました。神様は造られた世界、その「昼」の時も「夜」の時も、主イエス・キリストが共におられる世界を造られたのです。

神様は昼と夜、光と闇を分けさせました。そしてその世界を良しとして、そこから生まれる命を祝福されたのです。

私たちには、これまでに多くの受け入れがたい、ぶつかった困難、出会った試練の時があるでしょう。信じられないほどの「闇」があるのです。それでもその、どのような時にも、イエス・キリストが共にいてくださるのです。そして、そこから私たちは神様の祝福に出会い、神様の導きに向き合う者とされるのです。私たちには必要な「昼」があり「夜」があると言えるのです。

神様は、御子イエス・キリストを、おしまずに与えてくれました。私たちは、この神様からの祝福の御言葉が注がれているのです。私たちは、この恵みの御言葉に気付かされて、生かされていきたいと思います。